カテゴリ: イスラエルでの暮らし

久々の更新です。長くなります。

当地は 過ぎ越しの祭(クリックで別ウィンドウが開きます)真っ最中です。

毎年のことですが、生地を発酵させて作ったパンを食べてはいけないだけなのに、なぜ国中大混乱になるの?パンをマッツァー(発酵させないパン、クリックでウィンドウが開きます)に置き換えるだけぢゃん。と信心のかけらもない私は思うのですが、普通に考えたら過越祭を迎えるには小麦製品を自宅に置かないための掃除(当然うちはしない)、初日夜のディナーのための用意(実家で用意するので必要なし)、期間中はみんなヒマなので突然誰かが訪問してくる時のための用意などで忙しいのでしょう。更に仕事も休みの人、休みじゃない人も入り交じり、パンやピザ屋などは営業できないので外食できる場所も限られてくるためどこも混雑するんでしょうね。

そういえば最近は、発酵させたパンがいけないなら、とイスラエル人も知恵を絞り、祭りの間はじゃがいもから作ったパンを提供する店も増えています。一度食べたことがありましたが、悪くありませんでした。私が食べたのは、テルアビブのCityという黄色い看板のチェーン店。チキンサラダが美味しいカフェです。

じゃあそんなにヒマだというならどっか出かければいいじゃないと思われるでしょうが、まだまだユダヤカレンダーが脳内にインプットされていない私(太陽太陰暦に基づいているため日時が毎年変わるのも大きい)と、カレンダーや時間という概念に非常に乏しい旦那。そもそも過越祭がくることに気づいたのが、旦那の会社からの休日の案内を貰ったとき。旦那の会社は毎年、過越祭期間中は全休となりますがお知らせのタイミング、休暇の始まる2週間前。


もっと早く教えてよ!!!


日本なら、年度初頭に年休カレンダーって発表されますよね。何でも直前、急がお好きなお国柄なのは諦めるしかなく、そろそろ祝日カレンダーだけでも把握しないとなあ、と思うのですが。。自分も昨年末転職し、ある程度休みなど自由に取れるポジションとなったため今年は夫婦揃って全休取得可能。・・・はっ。


そうだ、オランダ、行こう。


思えば結婚以来旅行の行き先は日本ばかり、そもそも出不精で長距離ドライブも好きじゃない旦那は「休みの混んでる時になにしに出かけるんだよ」と休日の遠出も好みません。しかしオランダだけは別。提案してみたら目をキラキラさせて「そうだ!ファック・マッツァーブレッド!ちょっとチケット高くてもいいから行こう!」とノリノリ。

しかしそのとき私は思い出したのです、この正月日本を訪れたときのことを・・・「いやラッキーだったよ。俺のパスポート今年の7月が期限だから、出国できるのあと1ヶ月くらいだったわ」ご存知の通り、パスポートは残りの期間が6ヶ月を切ると海外に出ることができません。今は4月、ということは・・・

ハイ、期限切れ。

一縷の望みを託し、内務省のホームページを確認するも「発行には10営業日が必要」。しかし友だちに聞いてみたところ、多くが「3、4日で届いたよ」とのこと。受け取りは書留で届けられるそうでギリギリ、休暇の後半旅行できる余地あり!とダメ元でその日のうちに更新申し込みをしました。

次の日、旦那の友だちにその話をしたところ「え、もう申し込みしちゃったの?私の友だち内務省で働いてるから、彼女に頼めばその場で再発行できるのに」なにー。しかし時すでに遅し、あとは運を天に任せ祈るのみです。

そして、申し込みから4営業日目、休暇の始まる前日。ネットで書留の番号を検索していた旦那が「ちょ、今日配達されたけど受取人が不在のため持ちかえったって!」早速郵便局に連絡をすると「ポストに名前書いてなかったので持ちかえったよ。本人の所在確認がとれないものは配達できないんだ」取りにいくというと、書留は郵便局で受け取ることができないそうで、結局再配達は休暇後との返事。ああ、なんて運が悪いんでしょう、私たち。

ワクワクでフライトなど検索していましたが全て無駄・・・と落ち込みましたが、これからホリデーラッシュ。来月は?と調べてみると、1日休めば5連休が取れる!ということで、めでたく来月オランダ旅行することと相成りました。あまり急に決めるよりはかえって良かったかもしれないね。とやっとパスポート騒動も収束。


教訓。万が一に備えてパスポートは更新しとくべし。


ところで旦那はカレンダーや時間の概念が非常に乏しいと書きましたがどの程度かと申しますと、結婚式や集まりごとなどを当日の直前に(私が)思い出して駆け込みセーフなんてことは珍しくもないし、普段自分がこれをこなすのにどのくらい時間がかかるかといったデータは全く蓄積されておりません。いったい彼の脳内カレンダーはどのくらいズレているのか?先日お使いを頼んだ時のこと。

彼のオフィスがテルアビブのカルメルマーケット(青空マーケット。豚や海鮮などの非ユダヤ的食材やアジア食材なども豊富)のそばに引っ越したため、マーケット内のアジア食材店でトンカツソースを買ってきてくれと頼みました。最後に自分自身が訪れたときに賞味期限切れのものしか置いていなかったためその旨念を押し、必ず賞味期限を確かめるように伝えて。

で、夜になって「買ってきたよ〜」とご機嫌の彼から渡されたのは、やっぱり期限切れ。最後に私がみたものと同じ、2014年1月25日が賞味期限のもの。頭に来て「だからさあ、日付確かめてっていったじゃん」と言うと「きみこそなんだっていうんだ、確かめたよ!ホラ、来年1月までの期限じゃないか!」とキレながら堂々の主張。


Ho No! 彼の脳内カレンダーは周回遅れだったよ!!



さて前述の通り正月も日本に行きました。普通なら日本での正月休み!ヤッホー!とブログを更新していたかも知れません。しかしこのブログに最後の投稿をした去年の8月の末、それもまさに自分の誕生日の夜。友だちがテルアビブ南部の歴史ある街ジャッファの海鮮レストランを予約してくれて、誕生日だということで沢山サービスをしてもらい、その後はビーチ沿いにあるクラブでみんなで踊って、深夜帰宅。楽しかったね、と話しながらメールをチェックしたところ、かねてより体調が悪かった父が末期ガンであるという検査結果が出たとのメールが母から届いていました。

酔いもさめ、同時に目の前が真っ暗になりました。それから、12月半ばに急逝するまで3ヶ月半。あれよあれよといううちに、父はあっけなく逝ってしまいました。海外在住者の宿命とはいえ、最も起きて欲しくないことが現実になった。訃報を受け取り泣き崩れる旦那を慰めながら、にわかには涙も出ずただ呆然と立ち尽くしていました。あと10日ほどで帰省、共に正月を過ごす予定だったのに。

彼は昭和の遺物としかいいようのないような男で、自分が理解し信じることにしか従わない、自信にあふれたとても頭のいいアウトローでした。40年以上のジャーナリスト人生、正志という名が表す通りペンの力で正義を伝える志を貫きました。仕事柄演説をする機会も多かったですがその天分にも恵まれたひとでした。

四角四面の報道人としてだけではなく、デビュー前の若い頃より歌手・友川カズキさんを後押しし続け、彼のアルバムのライナーノーツ、フライヤーの惹句を寄稿するなど多彩なジャンルでの執筆活動にも才能を発揮しました。

また将棋をこよなく愛し、アマチュアレベルではなかなか対局相手が見つからない腕前の棋士でもありました。常日頃、父は小さな一地方都市ではその能力を活かしきれないのではないかと思っていましたが、死ぬまで地元にこだわり続けたひとでもありました。

そんな彼は、弱気になった自分の姿を娘たちに見せたくなかったように思います。帰国まであと10日足らず、待っててくれても良かったじゃないかとも思いましたが、私の帰国前に決めて逝ったのだろうな。そういう男でした。

自分が結婚するまで、父はずっと私のことを陰日向に守ってくれる強い存在でした。三姉妹の長女ながら一番の心配のタネの私に、自分の代わりとなる存在が見つかったことで安心して逝ったと思います。一昨年末初めてボニョさんを両親に引きあわせた時の、嬉しそうな父の笑顔を思い出します。怪しいながらも英語を駆使し、一生懸命ボニョさんとコミュニケーションし愛情を示してくれたことに感謝が尽きません。

そして自分は父の影響で幼い頃よりいつかモノカキになるのだと自然な形で考えていました。彼のように何かを成し遂げるには至っていませんが、自分のライフワークは書き続けることだと自覚しています。自分の人生の大きな指標は父が指し示してくれたのです。

父の死については全く整理がつかず、思い出しては泣き、時折ぼそっと話しかけたりしています。誰しも自分の親だけは死なないのだと思っていると思います。しかしこうして人は突然いなくなることがあるんだとまた心に刻み、益々家族と仲間を大切にして生きていきたいと思います。会社の厚意で、1ヶ月帰省をして家族と心通わせ慰め合ったのもとてもいい経験でした。肉親の死といえども日本で1ヶ月の休暇取得は不可能だと思います。快く送り出してくれ、花束まで送ってくれた会社の対応にも大感謝でした。


そういえば今月頭のこと。私はおろか、母の夢にすら父は出てこなかったというのに、イスラエル在住の友人(且つ同僚、父とは面識なし)の夢に父が出てきたのだというのでビックリ!

父は彼女の日本の実家に私と連れだって現れ、彼女の家族全員の生い立ちについて詳しくインタビューしたそうです。父は自分のことは話さず、うまく彼女の家族が話せるように促しつつ友人家族の話を聞き、私は父の隣でにこにこ座っていて、あまり話すのが得意でない彼女の家族も饒舌に語り、彼女曰く「とっても楽しかった」そうです。

父が住まいを彼岸に移して3ヶ月ちょっと、未だ自分の夢には出てこないし枕元に来た様子もない。実家の仏壇の辺りにいる気もしなかったし、ハテ一体どこでなにをしているものやらと思っていたらさすがジャーナリスト、会ったこともない人の夢で取材とは!父は仕事人間でした。仕事というより心からジャーナリズムが好きだったのだと思います。

あまりに面白い話で嬉しくなり母に伝えたところ、実は今朝初めて母の夢にも父があらわれたんだそうです。実家の、ピアノがおいてある部屋で妹2人と共に、微笑んでいたそうです。

そしてそんな話を聞いた翌日の朝、ほんの少しですが父が夢にあらわれました。私が生まれ育った家で、玄関からピシッとスーツで出かけるところで、いってらっしゃいといいながら後姿をみたらスーツのうしろがボロボロだったので、でも疲れたらすぐ帰って来てね、と肩を抱いたらウン、と返事して出かけていきました。お父さん、やっぱ仕事行くんだね。


次は、誰の夢に突撃取材しにいくんだろう?不思議な、でも幸せな気分になったお話です。


イスラエルは花咲き誇る春となりました。







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なんと日本時間では間もなく紅白歌合戦の始まる時間・・・。
6ヶ月と数日のブランクを経て(笑)ハナから年末のご挨拶です。

えー、半年何してたん?と思われるでしょうがまあ、ただ単に更新が滞っていた・・・だけというよりは、なんと言うんでしょうか、私自身この国での生活に慣れてきたため

「キャーびっくり!」

ってことが日常的に減ってきてしまったのも一因かなぁ、と先日遊びにきてくれたお友達(ブログがきっかけで知り合った)と話してました。「キャー!」から「ハイハイ・・・またっすか」的なあしらい方に変わってきてしまった というかw

あと実際ここ半年は転職、そしてなんとボニョさんとの入籍というビッグイベントもありました。
それに伴い10〜11月の間は、ボニョさん初の日本旅行。家族や友達と初顔合わせで1ヶ月とちょっとの日本滞在はあっという間にすぎてしまいました。入籍というイベントがあったため、兎に角会う人全員に祝福してもらって、笑顔で(しかも仕事もせずw)過ごした思い出深い日々となりました。

って、勝手に今年の総括みたいな話にまとめようとしてますがw

日々の「おもしろびっくり」な出来事は減ってきてはいますが、これからは何か有益なことでも共有していけたらいいな、と思っておりますので、是非来年からもよろしくお願いしますね。


今日は早速少し有益なことをつぶやきます。笑

私も今までは気楽な同棲生活でしたが、結婚するということで具体的に、向こう数年はここにいるのだろうなと実感してきました(うちはいずれ日本移住しようということで合意しています)。いよいよ運転もしないとな〜ということで今日は「イスラエルで運転するにはどうしたらいいの?」

基本的に、毎回のイスラエル入国から1年は「日本の免許」で運転することが可能です。つまり、あなたがイスラエルに住んでいて、1年に1回は日本に帰るのであれば都度、入国した時から1年はそのまま運転できる訳です。
それを越した場合はイスラエルの免許に書き換える必要がありますが、通常25回必要なコースは免除され、簡単な運転テストのみで合格するようです。
また、海外にいる間に免許が失効してしまった人は、その間日本にいなかったことが確認できれば3年以内は「やむを得ず失効」という形で手続きがとれ、復活できます。ただ、免許証は初年度交付扱いとなるため、ゴールド免許になる機会は失われます。


ボニョさんとの日本旅行の途中、京都・鞍馬山へお友達とのぼりました。その時の写真を少し。

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それではみなさん、良いお年を!
これからお返事コメントなどもゆっくり返して参ります^^



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今月頭の突然のER送還(クリックで別窓で開きます)より早半月以上が経ちました。

その間前回の投稿でも書きましたが、治療には効果を感じてました。なんとなく「無駄にみなぎるパワー」を感じたりしてw ところが週末も終わり頃から調子は下がり気味→めまいが続くようになり撃沈。別段無理をしたわけでは無く、ただ助手席に座りドライブをし、友人宅で料理をしたり映画を見て、散歩しただけ。回復の兆しに調子に乗ったとは思っていませんが、順調に回復していたと思っていたところを足元すくわれた。という感じでした。

そういえば先日、同僚がイスラエルに母上が来るということで、半月くらいのお休みをとった時。彼女は小さい子供がいて、語学学校にも通ってるのに、責任ある仕事をこなしさらに遊びにも手を抜かないという、そのうちの一つも出来てない私がヒソカに尊敬するパワフルな女性。でも彼女曰く、疲れてる時に長めに休むと体が「あ、休んでいいんだ」と判断するようで、普段表に出てこない健康の問題が噴出するそう。事実、休みのあと彼女も珍しく体調を崩していました。

退院後はいろんな方から心配して電話やメールを貰いましたが、中でもこの国で出産した日本人女性からの衝撃情報:「病院の食事最悪でしょ!ブログに書いてあったメニューと全く同じのだったから!乳出ねーっつぅの!」え・・・「乾いたパンが一枚、トレイに直置き。オートミール。きゅうりとトマトのサラダ、ゆで卵。そして何故か2種類のヨーグルト」と同じ、ですか・・・? まじで乳出ねーっつぅの!! お昼はチキンとかライスと豆の炊いたのや、パスタの入ったスープなどが出たので少し食べてみたけど、なんだか全部同じピント外れな味だったので残しちゃいました・・・。


ところで先日訪れた場所はテルアビブから北に約160キロ(iPhoneGPSデータによる)、ガラリヤ湖そばの「ロシュピナ」という街。以前パーティにも一緒に行った ベッドやミニキッチンまでついているミステリーバスの持ち主、エルダッドと彼女が引っ越したところ。ただ、きれいな景色を見て、自然環境の良いところでのんびりしたい。そんなささやかな願いが叶ったハッピーな時間でした。

この街までの道程も気持ちいい。もちろん助手席専門なので(この国で運転無理です)、ドライブ楽しい♪

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エルダッドの勤務先。150人程度収容の映画館と併設されたカフェ。

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彼の家はこのカフェから徒歩100メートルくらい。その往復しか基本してませんw

IMG_0636_convert_20110923215001.jpg カフェの同僚。仕事の合間に。夢の仕事!

素敵なゲストルーム。広くてまったり。家賃聞いたら羨ましくなりました・・・

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ここは街全体が丘というか小さな山になっていて、石畳の素敵な静かな所です。見晴らしの良い夜景と涼しい風に誘われて、夜散歩をしたら「あれ?坂道でもゼエゼエ言わない?」・・・実はここ数カ月、坂道登るとゼエゼエ、暑い日に重い荷物持って階段登るとゼエゼエしてました。そりゃそうです、貧血状態で十分に酸素回ってない状態ですから。それがその時は坂や階段を歩いても普通の状態で「そっか!貧血が治るとこんなに日々が楽なんだ!」と目からウロコでした。


次の日のお昼過ぎまでエルダッドの家でのんびりさせてもらって、帰り道の途中にある南米式バーベキューのお店へGO!脂身をじっくり焼いて沁みさせたジューシーなビーフが楽しめます。2人用に1キロのアラカルト(いろんな部位の肉とチョリソー盛り合わせ)とサラダ、パン、レモネードをオーダーして食べまくり。満足!

IMG_0642_convert_20110923233344.jpg 逆光。


ところでエルダッドの勤務先の庭(カフェ)で、日本でよく見るアレを発見しました。

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この裏面は英語とアラビア語。ヘブライ語、アラビア語、英語はわかるとして、何故4つ目に日本語のしかもこの看板が選ばれたんだろう・・・ちなみに全部同じ意味でした。「世界人類が平和でありますように」



追記:お友達のコメントにより、記載内容の間違いがわかりましたので訂正しました。あいさん、ありがとうございます。


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数日前、Yahoo!ニュースのTOPでこんな記事を見ました。

「消臭力 西川貴教のCMが評判に」

おお、確かに商品をしみじみ考えると可笑し味がこみ上げてくるが、中々の歌い上げっぷり。レボレボさん、変な人ですが歌唱力はありますものね。

このニュース及びCMを見て思ったこと。

「日本人って芳香剤よりも消臭剤が好きだよなー」

私も私の家族もそうですが、バスルームに妙な匂いのものを置くよりは消臭剤を置いたほうがいい。だいたい、芳香剤っていかにも芳香剤って感じでかえってバスルームを連想させてくれるし。

んで、イスラエル人は断然「消臭より芳香」派です。

トイレの後の消臭力、じゃなくてココナッツやレモンの香り、ラベンダーにストロベリー。果てはフレッシュエアーという名の甘い香りのスプレー・・・とにかく加臭。香水も皆さん、すれ違ったあとまで香りが残るくらい思いっきり付けてるし、夏場はデオドラントに使用量も半端ないです。
ボニョさんも、シャワーを浴びた後は「何がなくても一番にデオドラント」。特に男性用はスプレーよりも固形の塗るタイプの物が多く、汗をかくとそれが溶けて、シャツの脇の部分が白っぽくガビガビになります。洗濯しても落ちません

私は日本人女子らしく、体臭らしい体臭もありませんが、さすがにボニョさんはデオドラントを忘れて半日も経つと加齢臭がしてきますため、嫌だけど欠かせないもののひとつなのです。いや、でした。

半月ほど前、それは電光のように突如と、数年前に母から貰ったイスラエル発の画期的なクリーム、その名も「ラヴィリン」のことを思い出したんです。

ラヴィリン・クリームとは(画像クリックで商品ページに飛びます)↓

 


リンク先の商品紹介を要約しますと:「イスラエル発の画期的な消臭クリーム。一度塗ったら効果は1~2週間持ちます。ワキ用と足用があります。」ということになります。どうですか、嘘くさいでしょう。

数年前に母からこのクリーム貰ったんですが、体臭で悩んだこともないので使いもせず放置してました。よく考えたら、イスラエル製品で、日本で、しかも私の母親の世代までもが自然に使っているようなものってそんなに無い。ということは、品質はお墨付きってことじゃないのか?

会社の同僚に聞いてみると「知ってるよ、私も旦那も使ってる。旦那の足臭くなくなったよ!ほんとに1週間効くから!」

お値段もたいしたことないので、早速足用とワキ用、両方買ってきました。ボニョさんはその効き目に至極懐疑的な顔をしながらも「その同僚の子がそんなにいいって言ってるならねえ・・・この値段ならお試しってことで・・・」としぶしぶ了解。まずは通常のデオドランドの使用を48時間止めた後でないと使えないということで、週末に試したところ・・・あれれ?ボニョさんの体臭が消えたよ?

ボニョさんも最初の数日は信じられなかったようで「服のにおい嗅いでみて」を連発。いつもなら「冗談じゃない」と突っぱねるところですが、ほんとに臭くないの・・・嫌いだった彼のデオドラントの香りからも解放されてとても嬉しいです。

読み返してみてもなんだかラヴィリン・クリームの回し者みたいだけどw ほんとに効くので、日本の皆さんも是非試してみてくださいね。実はイスラエル発の商品、結構日本で流通してます。次回かその次にそんな商品たちも紹介したいと思います。


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さて、以前の投稿でも書きましたが
イスラエリーの服装や屋外でのモラルというかマナーは目を覆うばかり。

とにかく暑いので、イスラエリーでの服装へのこだわりは涼しくあることと
露出=オシャレという間違った図式に則った独自スタイルです。
初めてこの国に来たときは年末で
サイケデリックトランスパーティなど好きな私は
憧れのイスラエルでカウントダウンパーティに参加することになって
浮かれて滅茶苦茶気合を入れたオシャレをして行ったんです。


いやー見事に浮いちゃいましたねー


この国の皆さんったら、揃ってTシャツにジーンズでいらっしゃるのよ!
そりゃサイケなニット帽+サイケなチュニック+サイケなアクセサリーで
広い会場内どこを見回しても東洋人は私ひとり。
日本のサイケデリックのパーティだったら普通なのになー。
イスラエルでは、おしゃれし過ぎは禁物です。

あと、同僚とも話したのですがイスラエリーの「ジーンズ」の謎。
なんというんでしょうか、全員半ケツなんです。
前からみるとローライズじゃないんだけど、後ろだけローライズ。
しゃがむとオシリが必ず見えるんです。もちろんボニョさんも・・・
どういうデザイン?それとも体型の問題?といつも盛り上がります。
ちなみにこの国で20年近く暮らしている日本人女性の名言、

「イスラエルでちょっと小奇麗にしてても
 日本じゃひとりでボロだし
 イスラエルで痩せてるって言われても
 日本じゃ巨デブだからね!」



・・・言い得て妙、なのです。


そしてイスラエリーの公共の場所でのモラル感、すごいです(苦笑)
どこでも電話がかかってきたら出る。
なんかレジ進まないなあ、と思ってるとレジの人が電話で話している。
陳列係の人だって掃除係の人だって、みんな電話で話している。
個人の都合に優先することは一切無い、と教育されているようです。
混み合ったバスの中だってお構いなし。相手の声だって聞こえちゃう。
無論会話の内容まるわかり。でもイスラエリー、気にしなーい。
だって、みんなそうだもん。

バスの中では思わず振り返って2度見するような事態に遭遇します。

お弁当を膝の上に広げ食べ始める妙齢の女子。
すごい距離が離れて座ってるのに大声で会話しているおじさんたち。
正面を向き堂々と鼻の穴をほじるおばあさん。
もんのすごいイチャついて幸せそうな恋人たち。

以前の投稿でも書いた、現在1年半の世界旅行の途中でなんと
その間2回もイスラエルに遊びに来てくれたヒロくんがバスの中で

「女の子、みんな大股開きですね・・・」

と、ものすごいガッカリしたトーンでつぶやいていました。


さて、ヒロくんが去年着てくれたときのお話はこちらですが
実は先月末~今月頭も彼は遊びに来てくれました。

前回訪問時、ヒロくんが飲まなかったワインのボトルを開けて
ワイン飲みにまた来てねって言って、きてくれる人っていいなあと
幸せな気分になりました。

私も彼もお互いがっちり仕事があったので
あまり一緒に遊べなくて残念でしたが、せめてと思い
一日会社を休んで北部のハイファという街に行ってきました。
昨年末、山火事で40人余りが亡くなる痛ましい事故のあった場所ですが
バハーイー教団という宗教団体が管理する美しい庭園がシンボルの
丘に沿ってできた趣ある街です。

こちら、教団の庭園のてっぺんから見た庭園とハイファの街なみ。

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行こうと思っていた中華レストランが潰れていたり
入ろうと思っていた科学美術館は目の前で終業したり
なんだかタイミングの悪い一日でしたが
それでも、友達とぶらぶら隣町を散歩するのは楽しかったです。

ぶらぶらしていたら商店街に出て
店先をひやかしながら歩いていたんですが
その時信じられない売り物をみました。


ジーンズの模様がプリントしてあるスパッツ。
しかもケミカルウォッシュ仕様。



シャツにネクタイがプリントしてあるようなと言えば
分かりやすいでしょうか。
とにかくものすごい勢いのダサさです。もう絶対ありえない。
ヒロくんと二人、しばらくあっけに取られて眺め
「これ・・・やばいですね・・・」
「履く人いないよねえ・・・」と話していたのですが


その直後、そのスパッツを履いた女子が私たちのそばを通過。


「いたねえ・・・」
「流行ってるんですかねえ・・・」




ぜひあんなのが流行らないよう祈りたいものです。
は、流行ったって絶対履かないからね!


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