カテゴリ: パートナーのこと

あけましておめでとうございます。

今年もここイスラエルで、まるで新年感のない正月7日が明けました。何もせず寂しい寂しいと言っていても仕方ないので、おせちや雑煮とはいかないまでも、和食三昧でほんの少し正月気分を味わいました。ユダヤ暦の新年は9〜10月ころなので、イスラエルではまったくの平日なんですけどね。大晦日も元旦も、淡々と出勤です。


きょうは少し、先日の日本帰省のことなど。

昨年末ポニョさんと共に日本帰省をし、晴れて家族の祝福を得て結婚しました(※ これには実は後日談があるのでそれは次回)。

出会って5年、一緒に暮らし始めて3年。これからは泣いても笑っても彼と一緒ですが、幸いお互いが一番気の会う友人でもあります。楽しいことはもっと楽しいと感じられるし、苦しさや不安、悲しみは半減される。こんな日々が続くなら、頑張って健康に長生きしたいなあと素直に思える相手です。これからも自分たちのペースでゆっくり良い関係を築いていけるよう頑張っていきたいと思います。


ところでここでも何度か言及してますし、特に隠してもいないので熱心な読者さん(?)はご存知かと思いますが、ブログ主は30代後半のいわゆるアラフォー世代。そのせいなのか?私のブログの読者さんは実にアラフォー女性が多いです。やはり 醸し出すアラフォー臭 が彼女たちを惹き付けるのでしょうか。

お陰さまで国際結婚、しかも相手は何かとキナ臭い国の出身ということで、反対要素満載な私たちの結婚でしたが、親戚友人すべてが「いやぁ良かった!とにかくめでたい!何も言うことナッシング!」的なノリで手放しの祝福をしてくれました。個人的にこれを「アラフォーがけっぷち効果」と呼んでいますがw、事実ここまで全員に文句なしで祝福されたのは生まれて初めてのこと。5週間で北海道から神戸までを縦断する結構な旅程でしたが、疲れを感じる間もなく楽しい毎日でした。


そして私の隣には、さらにその5週間を王様のようにすごした男が座っております。


今回初めての日本旅行でしたが、ポニョさんの甘やかされっぷりは格別でした。そりゃ、遠く異国よりやってきた愛想のいいカーリーヘアーの兄さんが、何を食べても「こんなに美味いものは食べたことがない」と喜び、カタコトで「アリガト♡」とニコニコしてれば大抵のことはオールオーケーなのでございます。

元々7人兄弟の末っ子の彼、年上に可愛がられて生きていくカルマのもと暮らしております(私も5歳上です)。初来日初顔合わせということで、親戚友人それぞれものすごく張り切ってお祝いしてくれました。結果彼は 電車の切符すら自分で買わない王様っぷり を貫き通しました。人生で一番甘やかされたひと月だったことでしょう。

あまりにも甘やかされすぎて何もかもの努力を放棄した彼。しまいには「出口」の看板の下に「Exit」って書いてあるのに「出口どこ?」とか、英語すら読むこと放棄してましたからね。

ちなみに自分は日本語のまったく出来ないパートナーと、英語のほとんど出来ない家族友人のために通訳しまくりしゃべりまくりで、ずっとのど飴が手放せない状態w 普段の5倍は話したお陰でちょっと通訳スキルが上がりましたw 何かの役に立ったので良しとします。両親は直前に送った英会話CDが功を奏したのか?怪しいながらも片言の英語でコミュニケーションできていて、これは今回一番の驚きでした。


ところで本日、実家の母から小包が届きました。送ってもらったのは、昆布や海苔などの乾物、最近ハマっている塩麹などの調味料。実はこないだ日本から帰ってきた時も、2人の 受託手荷物のうちひとつは20キロ分の乾物や調味料でいっぱい。ポニョさんが日本で食べて気に入ったものを中心に持って帰ってきたのですが、その結果この国で手に入るだし入り味噌や、メイドインチャイナの乾物が食べれなくなってしまいました。

「日本食のお陰で俺の味覚が矯正されたんだよ!」と言っていますが、なくなっても注文してすぐに届く訳ではないですし正直やりくりに大変です。もちろん、日本の美味しい調味料を使って料理が作れるようになったのは私にとっても嬉しいことなんですけど、なんというか、ハードル上げすぎたかなぁという気はしていますw 時すでに遅し、ですが。


個人的には、今回の旅で彼が日本をとても好きになってくれたのが何より嬉しかったです。「日本は何もかもが論理的に出来ていて、人々はかわいらしくて親切だ。食べ物は何でもおいしいし、景観も素晴らしい。街もきれいで、こんな国で生まれ育ったきみが羨ましい。というより、僕のためにこんないい国を離れてきたというのが信じられない」だそうで、本人移住する気満々ですw

以前イスラエル人の友人が「日本に行ったことがあるけど、まるで未来の別の惑星のようだったよ」と言っていましたが、まさにそれ、しっくりきます。

比較対象がイスラエルだからか?日本の素晴らしさに感動しっぱなし。丁寧な接客に申し訳なくなり、チップもあげられない状況に苦悶w なぜイスラエル人ウエイターたちは、サービスもしないのにチップを払わないと追いかけてくるのか と腹が立ってきたりw

とにかく、日本のサービスはすごい。全員がプロフェッショナル。しかもサービス料無料だなんて、なんたるプライスレス。あと、街がとってもきれい。滞在中、ポニョさんが路上で目にしたタバコの吸い殻は8本 だったそうで、何本目かを見つけた時は「おー、ポイ捨てタバコだ!」と吸い殻の写真撮ってたくらいでしたからw


ショックだったこともありました。人間、差し迫って必要でない情報は記憶の奥へと追いやられるのは知ってはいましたが、さすがに実家から母の車を借りていざ、友人の、しかもかつては週2・3回は訪れ共に過ごした友人の家へ行こうとハンドルを握ったものの、まったくもって道が思い出せず頭の中真っ白w

そもそも右に出ていいのか左に出ていいのかすらわからないまま、ものすごく不安そうな顔のポニョさんを助手席に乗せ立ち往生すること5分。その間「実は右ハンドルの運転の仕方も忘れてるんじゃないだろうか」という不安も拭いきれませんでした(笑)

3年テルアビブで暮らして、この街のストリートの名前なら大体わかるし、ひとりでどこにだっていけるようになった。それと引き換えに地元の親友の自宅への道を思い出せなくなったんだなぁ・・・。確実に、私はこちらの暮らしに馴染みはじめている。それは勿論この国で暮らす上で良いことだけど、一抹の寂しさもおぼえます。


ともあれ、わたしたち、この国に戻ってきてしまいましたw 帰国時に空港に迎えにきてくれた義兄も「いやー2人が日本から帰ってくることを決断したのが何より嬉しいよ」って笑ってました。「今はこっちで暮らしてるんだから帰ってくるのはあたりまえだよ」とこたえましたが、




まさか帰国したその日に紛争が勃発して、サイレンとミサイル音におびえながら数日を暮らすとは夢にも思いませんでした・・・。




ィヤッホー!イスラエル!派手な帰還歓迎式典ありがとー!
こんな国に住んでますが、これからも2人で幸せな生き方を楽しみながら探していきたいと思います。
今年も、これからも2人ともどもよろしくお願いします♪



初めて京都御所の参観を申し込んで行ってきました!
学生時代は日本文学を専攻しており、個人的に源氏物語など中世の小説など大好きなため「これが光の君が○○した場所!」「これが建礼門!ここから牛車でお忍びで・・・」などと結構脳内盛り上がっていましたw ものすごいスケールの建物です。
興味ある方はネットで予約できます。参加費無料、所要時間約1時間。一日一回、英語でのツアーも開催されてます。

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ツアー後、偶然いらした皇太子様を拝見しました。浩宮様にとってもめでたい気分にして頂きました♪



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イスラエル人は、感情を表に出すことをまったく制御しません。嬉しいかなしいアタマきた楽しい、爆発的です。


前の職場では、50歳近い女性の同僚が朝出社するなり、連続ターンを決めかねない浮かれた勢いで私たちのところにきて、「聞いてッ!南米に住んでる息子の誕生日に、好きなところに行きなさいってお金を送ったのよ。そうしたら、今朝5時にチャイムが鳴って・・・恐る恐るドアを開けたら、息子が立ってたのッ!南米から、私に会いにきたのよッ!!」とオペラ調に興奮しながら説明してくれたことがありました。可愛いお母さんだなあ、と思いましたが、朝からいささか騒々しかったのは確かです・・・。これが、イスラエリーの「爆発」。


対して、わたしはじめ日本人が感情を溜め込んだ時の爆発=キレる、が、イスラエル人にはまったく理解出来ないそうです (´・ω・`)


ボニョさんも「ハナは突然爆発するからなあ・・・」と、当初は困惑してましたが、最近はまあ日本人とはそういうものなんだろうと思っているようです。まあ、私もここのところは滅多にブチ切れするようなことはなくなってきました。プチ切れ は、毎日のようにあるんですけどネ♡テヘ


当然のように、イスラエル人は愛情表現もものすごいものがあります。相手がどう考えようとかまったく二の次です。愛情の押し付け に近いものもあり、ラブラブなときはそれもまたヨシ、なのでしょうが、いい加減長くいるようになってくるともうお腹いっぱい!となるようです。中には「旦那が家庭内ストーカー状態」と仰る方も。うーん、うちもそれに近いものがあるかも。。

とにかくうちの場合は、一緒に居たがります。会社まで送り迎えしてもらっているのですが、まず午前にご機嫌伺いのメール、食後にお弁当の御礼のメール、夕方ころになると「早く会いたいよ」とあと数時間で迎えに来るにも関わらずまたメール。といった調子です。理解に苦しみましたが、まあ、異国での生活ですから心配しているんだろうと思うようにしています。


お友達で、この国にもう15年も住んでいる方も旦那さんが熱烈な方のひとり。とにかく「朝から晩まで」アイラブユーの嵐だそうで、先日お会いしたときは「日本の友達に言うとノロケだって言われるんだけど、違うのよ!朝起きたときって最高にブサイクな顔してるって分かってるじゃない。それなのに朝一で “ きみはほんとに美しいよ。愛してる ” って言われたらほんとやめてくれって思うわよ」

また、別のやはりこの国に長い女性は旦那さんのヤキモチに苦労したといいます。最初のお子さんが生まれたあと職場復帰したのですが、「退社時間になると、旦那が子どもを車にのせて店の前にピタっとつけてじっと待っているのよ!毎日毎日、大変だったわよ」



わかりますーー (;´д`)



イスラエル人の愛情表現って、どっちかっていうと相手の気持はそんなに重要じゃないので(苦笑)ウチも、ベッドルームで着替えをしていて、ブラジャーにストッキングなどという間抜け極まりない姿の時に乱入してきて愛を告げられたりと、まあ、お友達の旦那さんと似たようなもんか・・・。ボニョさんはヤキモチ焼きではないので、そこは助かっています。これで外出なんかもうるさく言われたりしたらたまりませんからね。。


そういやうちの父親も、年中喧嘩ばかりしているくせに、母の姿がちょっと見えなくなると「あいつどこだ?」って娘の私に臆面もなく聞いてくるんだよなあ。いがみ合っても、そこは家族。一緒にいたほうが心地いいんでしょうね。私もずっと、そんなふうに在り続けられたらいいなと思います。




今週はバレンタインデーがありましたね。この国では、まだまだ一般的ではないんですが、なんと、ボニョさんがオフィスに花束を届けてくれました!会心のヒット!こういう時、外国人パートナーで良かったなーって思う!w


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届いたときはもう感激!ちょうどランチタイムで、一緒にいた同僚にもロマンティック!と言われ、すごいハッピーでした(笑)同僚の男性陣は「俺も注文しよっと・・・」と、花束のデリバリーの電話をしはじめw 女性陣からは「あなたのパートナーはイスラエル人なの?有りえないくらい気がきくわね!」と驚きと賞賛の嵐w 誕生日プレゼントを忘れた輝かしい実績を持つ スーパーアンロマンティックだったボニョさんも、こんなに成長しました。感無量です。


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私からのお返しは、イスラエルぽくない(甘すぎない)ケーキと、自家製パンのサンドイッチが美味しいお店でプチケーキ詰め合わせです。ボニョさんは甘いもの大好き。たまたま私の会社のそばを通って、私を拾って送ってくれた友達と一緒にみんなで食べて楽しかったです♪ほんとうに素敵な一日だったな。


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イスラエルでは、老若男女問わずタトゥーが一般的です。


和彫りっぽいのはさすがにいませんが、トライバル系デザインのタトゥーはよく見ます。ホントに、タトゥー入ってない人探すほうが難しいくらいかも。ボニョさんも、左肩にワンポイントの柄が入ってます。自分でデザインしたそうですが、昔の彼女に捧げて入れたとカミングアウトされてドン引きしたのは、懐かしくも苦い思い出です。つか、言わないよねそういうこと?言うのが普通なのかな?まあ、正直なのがいいところなんですけどね、彼・・・。


さて、ボニョさんは地味に「崖の上のポニョ」の主題歌をフルコーラス歌えます。
一緒に住み始めた頃、日本語のいい勉強になるかと思って教えました。「♪パークパクチュギュ」の部分を「♪F●CK F●CK チュギュ」と歌う以外は、及第点と言えるでしょう。それだけ覚えられたのは、日本語の語感が面白いからだ、と言ってます。やおら「♪アオイウミカーラ、ヤァッテキタ!」などと叫ぶので要注意です。


そんな彼のお気に入りの日本語(マイブームがあり、時々変わりますが)は、「ノゾムナラ」です。If you want、ってなんていうの?というので「良かったら」か「望むなら」かなー、と言ったら「ノゾムナラ!カッコイイ!」と大喜び。もう、何が外人さんのツボを突くのか全く読めないわー。とにかく、適当なことは教えられません。大喜びで連呼しますからね。


んで、ノゾムナラってタトゥー入れたいっていうんですよ。漢字一文字で。ないですからそんなの。って言ったら「えっ?!じゃあ二文字かい?!」って、ブブー、ハズレー。「望むなら」と、漢字一文字・ひらがな三文字のコンボだと言ったら、一気にやる気を無くしてました。


そういや、ボニョさんのご贔屓のバスケットボールチーム、マカビ・テルアビブ、上腕に大きく漢字二文字のタトゥーを入れている選手がいます。ボニョさんが「見て!あの漢字なんて書いてあるの?」と言うので、動きまわる彼を必死で目で追っていたらまず、上の方の一文字が読めました。「平」。じゃあ、二文字目は妥当に「和」で「平和」、またはクールなプレイを願って「平静」か?などと思いながらさらに目で追っていると・・・読めた、二文字目。「椀」・・・「平椀」ってナニ? goo辞書によると「ひら‐わん【平×椀】1. 底が浅くて平たい椀。また、それで出す料理。おひら。ひら。」



なんですかいそれは。




探したら、画像ありました。笑。クリックで少し画像が大きくなります。画像元のリンクはこちらです。

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で、先週末、元同僚とその仲良し、パートナーで新年会をしたときにボニョさんがタトゥーを入れたいという話をしたら「ハナちゃん!それは絶対止めないとだめだよ!」と真剣に言われました。え、ええ、もちろん止めますけど・・・どっかで盗撮されて、「街で見たバカ外人のタトゥー」なんてサイトに載せられたらイヤですから。


そういや会社に日本語の単語を少し知ってる人が何人かいて、そのうちのひとりが「コノアマ!」って言ってびっくりしたなぁ。旅の日本人から習ったと言ってたけど、旅の日本人の皆さーん、あんまり変な日本語ばかり広めないようにお願いします・・・かく言う私も、その昔仲よかったフィンランド人に「クルクルパー」とか「ヘンタイ」とか変な言葉ばっかり教えてた・・・しかも彼ら、ミュージシャンだったのでそれをタイトルに曲作っちゃいましたからね。アルバムリリースもされちゃいました。ごめんなさい。


先週末は大忙しで、新年会2回にボニョさんの甥っ子の誕生会、3日連続でパーティ三昧でした。友達との新年会と、在イスラエル日本人会の新年会に参加しました。

こちら、誕生会の主役の甥っ子と、ママの作った(!)すごいケーキ。

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在イスラエル日本人会では、ブログ読んでますって人が山ほどいてビックリしました。。。ご縁があり、日本人会のサイトを作るお手伝いをさせてもらっています。その日本人会の前身は「なでしこ会」といって、主にイスラエルに嫁いできた女性のためのネットワークだったのですが、その会長を長く勤められたNさんにも「あら、ブログ読んでるわよ!」と言われてショックを受けました。い、意外と皆さんチェックしてるんですね・・・なんか照れます。中には「有名人にあった気分」とまで仰る方もおり、驚くやら可笑しいやら、です。みなさん、ありがとうございます。


この話をボニョさんにしたら「これから、俺の話を書くときは気をつけてもらわないとね!」とクギ刺されました。イテテ。お友達の彼も「ハナは、このブログの内容、ボニョに許可を取って書いているのかい・・・?」と心配していたそうです。笑。ええと、許可など全く取っておりません。




チーン。ごめんねボニョさん。



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日本では真冬日だの、旭川でマイナス28度記録だの、とっても寒そうなニュースばかりですが、皆さんいかがお過ごしですか?

イスラエルは現在ハヌカ(※1)という行事の真っ最中です。揚げドーナツ(スフガニヤ)を毎日誰かしらにもらう日々。そして、今週はなんだか異常に天気がいい。昼間は半袖でOK、冬用の布団で寝汗をかくという日が数日続いています。ロシア人の義兄アンドレイと「まったく調子狂うよな」と愚痴り合う季節、本日は外はおひさまが出てものすごい洗濯日和です・・・。


さて私とボニョさん、普段は英語で会話をしています。そこにお互いが知っている日本語とヘブライ語の単語が混じり、他には理解しがたい独自言語が形成されつつあります。急に友だちが来るとそれをスイッチするのに少し時間がかかるほど。交じるヘブライ語と日本語の語彙も増えてきたため、客観視すると本当に意味不明な会話だよなーと思います。


先週末、ボニョさんはアンドレイから風邪をもらい自宅療養。私も無職なので数日間ずーっと2人で家の中でスタック。暇なのでお互い新しい単語を教えあっていたときのこと。「そういえば、前に教えてくれた単語で、”ずっちょ”って意味忘れちゃったんだけど、どういう意味だっけ?」と藪から棒に聞かれました。


ずっちょ?



全く記憶にありません。てか、どう考えても日本語じゃないよね、それ(笑)そう言ったらムキになって「なんか、君が好きだとか愛してるとかそんな感じの意味で、素敵な言葉だと思ったんだ!ずっちゅ?ふっちょ?あるでしょ?ねぇねぇ!」



ありませんから。



それからもことあるごとにしつこく「思い出した?ねぇねぇ?」と聞かれましたが、さっぱり心当たりの無いまま数日がすぎ、ボニョさんもいい加減諦めかけていた頃、奇跡はやって来ました。彼の運転する車の中で、それは電光のように突如と。










・・・ずっといっしょ?



ボニョさん狂喜乱舞。それ!それだよ!ほら!だいたい似た感じじゃん!



「ず」しかあってないし、省略されすぎだし、意味全然違うし (´・ω・`)



という訳で、私達の謎会話にまた一つ、「ずっといっしょ=ずっちょ」という新しいボキャブラリーが追加されたのでした。なんだかちっともロマンティックじゃない響きだけど、お気に入りです。


ボニョさん、これからも「ずっちょ」だといいね。



今日は冬至。冬たけなわであるはずなのにとってもいい天気。
窓を開けたら、うちをのぞきに来た猫と鉢合わせしてしまいました。笑

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※1 ユダヤ教の年中行事の一つで、マカバイ戦争(紀元前168年 - 紀元前141年)時のエルサレム神殿の奪回を記念する。アンティオコス4世エピファネスと異教徒によって汚された神殿の清めの祭りである。キスレーウ(ユダヤ暦の第9月)の25日から8日間祝う。(Wikipediaより)



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世界中、ほんとうにどこにでもいるのがイスラエル人と日本人だなぁと思います。

イスラエル人はともかく、日本人については意外と思う方が多いかも知れません。中国人は海外でもチャイナタウンを作り集まって暮らしますが、日本人はそれをせず現地に溶けこんでしまうので、より実感しづらいのかも知れません。島国で、割と近代まで支配された歴史がないので民族的アイデンティティが弱いせいかな?とも思います。が、本当にどこにでもいるなあ、というのが私の印象です。

例えばここイスラエルにも小さいながらもコミュニティがあるし、またラバイと呼ばれるユダヤ教の指導者でも日本人の服部モシェさんという方が活躍していらっしゃいます。また、日本人宿と呼ばれる日本人経営のゲストハウスも世界中にあり、日本人宿を渡り歩いて世界一周だって可能。世界中で開催されているトランスパーティでもイスラエル人と日本人はどっこにでもいる。

ただし、その評価は対照的なようです。イスラエル人といえば「図々しい」「金の話ばかりする(←これはホントだな。苦笑)、せこい」「うるさい」・・・と、まさに「バラガン(ハチャメチャな、とかとっ散らかった、の意)」を地で行く評判です。世界旅行をするイスラエル人はツライ軍隊を終えたあとの若者が多いせいもあるとは思いますが・・・わ、笑えない・・・。


ところでうちのボニョさん、見た目は体格もいいし、モジャモジャのワイルドなロン毛(私より長いですからね!)でいかにも典型的なバラガンイスラエリー!って感じですが、意外と繊細で優しいヤツです。まあ、デフォルトで声がデカいのは別とすれば(笑)金遣いが荒いわけでもなく、大酒を飲むわけでもない(ほぼ飲まない)。親思いだし、老若男女人種別け隔てなく扱うし、一番好きな場所は「家」って、地味だし・・・見た目のイメージと比べると拍子抜けするほど。正直、喧嘩したときの私のほうがよっぽどバラガンです。それ故、最近は「100%ピュアモロカイ」と呼ばれるのでしょう。フフフ・・・

しかし、ボニョさんにはとんでもない欠落が・・・私もたいがい学習能力不足ですが、やっと最近「彼から聞いたことは絶対他の誰かに確かめないと危険」と身にしみて理解しました。彼は物事のディティールを記憶するのと、スケジュール管理が異常にニガテなんです。

これは本当はあまりのアホエピソードっぷりに書く気はなかったんですが、実は今年の6月に引越しをした際、彼が JuneとJulyを間違えたため、3週間ほどホームレスになる自体が発生。私もね、部屋のオーナーが「July」って言ったの覚えてたんですよね。だから念を押したら「いや、早まったんだよ!」って言うから安心してたのに・・・幸い、友達のファビアンがお客さん用の部屋があるよ、ということでそこに住まわせてもらいましたが、ファビアンの奥さんがちょうど妊娠中のことで、本当に肩身が狭いやら申し訳ないやらの日々でした。

また、ある日私がテルアビブ市内のショッピングモールで買物をしていると、丁度仕事の終わった彼から電話がきたので近くで拾ってもらうことにした時のこと。そのショッピングモールの目の前が高速のジャンクションだったので、そこの出口で待っているように言われました。が、しばらくして彼から「ちょっと!高速の出口だよ?俺今そこにいるけどどこにいるんだよ!」「いやだから出口の脇のところにいるって」「いないじゃん!」とキレられましたが、結局彼が EntranceとExitを間違えていたことが判明。

彼は中学生の時、英語の先生に「教えることがないから」と、英語の授業を免除されたというくらい英語が上手なのに、なにその初歩的間違い・・・。その他にも結婚式、赤ちゃんお披露目会、友達との集まりなどの日程・時間・場所間違いなど、ほぼ当たり前のレベルです。もうワザとか?ってくらい。友達に軽く愚痴ったら「それは疲れるね」って・・・そうなの、疲れるの・・・涙


さて、本日久々に生徒のところに行く予定でした。ところが朝、出かける前にニュースを見た彼が「今日は朝10時から公共交通機関がストライキだって」とゆーではありませんか(イスラエルでは病院や学校、公共交通機関でのストライキがよくあります)。まあ、私も相手(生徒)も特に用事のない気楽な身分なので、明日に延期しよーね。と連絡をして家でのんびりしていたら、再度生徒から電話がきて「先生・・・今テレビ見たら10時までストライキで、その後は通常運転だって」

ハイハイ今度はUntilとFromの間違いですね・・・って・・・いい加減にしろぉぉおお!


信じられん!と思い嫌味たっぷりに「ストライキは10時で解除だってね。てっきり10時からだと思ってたわー!」とメッセージ送信。すると即返信「俺もそう思ってたよー」


ええそうでしょうとも


すごくいい人なんですけどね・・・なんだか時々とっても不安な気持ちにさせられます・・・トホホ。


今日の夕方、うちの近所の交差点で。すっかり秋めいてきました。

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