先週末、すでに39度を(幸いにして国外逃亡中に)記録したテルアビブ市からこんにちは!

イスラエルは公式に世界一祝日の多い国(笑)だそうですが、12月のハヌカ(クリックで別ウィンドウが開きます)から翌2月または3月(太陽太陰暦のため毎年変化)のプリム(クリックで別ウィンドウが開きます)の間3ヶ月ほどは大きな祝日はありません。プリムからひと月ほど経つとユダヤ教三大祭のひとつであるパスオーバー(ペサハ)、ホロコースト記念日、独立記念日と祝日目白押しです。

イスラエルの休日は開いている店なども限られ店も観光地も激混みでウンザリするため、この間は1、2週間ほど休暇を取って海外旅行に出かけるイスラエリーも少なくありません。前回記事(クリックで別ウィンドウが開きます)でも書きましたが、パスオーバーの時にオランダ旅行を思い立ったもののボニョさんのパスポートの更新が間に合わず断念。しかし諦めきれず、先週末〜今週頭の独立記念日の休みを利用して週末オランダ旅行に行ってきました。

自分は以前旅行したときに美術館などは見たし、旦那は「美術館に行く・・・? 俺を銃で撃ってから行け」なんてレベルで興味なし。という訳でひたすら街を歩き、コーヒーショップとレストラン、バーをハシゴする毎日。2人ともお互い分かるくらい肥えて帰って参りました。全行程天気にも恵まれ、とても楽しい旅行でした。

ここで唐突ですが、旅の評価。
(イスラエル、日本、オランダの順に価格と質を加味し採点、10点満点)

◎ 物価(以1・日6・蘭5) しかしイスラエルよりはるかに安い
◎ 食事(以1・日9・蘭9) どれをとっても素晴らしい。唸るレベル
◎ 宿泊(以4・日5・蘭2) カナルハウスへの理解必須
◎ 景観(以6・日8・蘭10) まるで夢のよう
◎ 民度(以1・日9・蘭7) 一般的に良い。悪いのはツーリスト
◎ 喫煙(以6・日1・蘭9) リラックス最優先。コーヒーショップ万歳
◎ 清潔(以1・日10・蘭7) ヨーロッパ標準も日本には及ばず
◎ 健康(以2・日9・蘭9) 徒歩&自転車天国のためデブがいない
◎ サービス(以0・日10・蘭8) 過剰ではないだけで無問題

【総合(以2・日8・蘭7) オランダ余裕で住める】

トーホグ人の私にとってはあの陰鬱な天気もなんだか落ち着いちゃうし♥︎太陽の国イスラエル出身の旦那は寒い寒いを連発してましたが・・・。


今回フライトはPegasusというトルコのLCCを利用しました。国際線LCCは以前Peachの関空—仁川空港を利用したことがあり、それが若干トラウマだったのですが、今回は食事が出ない以外に特に気になるようなことはありませんでした。勿論機内で飲食物が購入でき、その値段や質も納得いかないほど高くも悪くもないし、Pegasusは90%以上の定時運行を実現しているそうで、LCCといえば遅延が多いイメージでしたがそれもなし。他社マイレージプログラムとの互換性がないのが少々イタいですが、独自のポイントシステムがあります。


食っちゃ寝の日々で別段語るようなこともしてきませんでしたので(笑)写真のせときますね★

19世紀末に完成したネオゴシック様式のアムステルダム中央駅駅舎。美しい。
ちなみに東京駅のモデルであると言うのは俗説で間違いなんだそうです。似てますけどもねー。




戦没者慰霊日の街中。このあと街中で慰霊の行進をする市民に遭遇しました。



宿泊場所の近所の玄関脇。この木靴、日本で言ったらこけしとか北海道のクマの置物のようなイヤゲもの的位置づけだと思うのですが、可愛く飾ってありますよね。自国への愛を感じます。



カナルハウス。ホントにずっとこんな町並みなんですもの、何もしてなくてもウキウキ!



アコーディオンを弾くおじさん。悲しいメロディーがなんとも風景と合っていました。



アムステルダム中心地からほど近いところにあるVondelparkという公園。広々して美しい。



独立記念日。先月末のQueen's Dayからの流れでお祭り騒ぎ。国民は女王の日にはオレンジ色のものを身につけます。



飛行機雲で独立記念日を祝います。一日中続きました。



カナル。水面を渡る風が涼しく、つい水路沿いのベンチに腰を下ろしてしまいます。



比較的大きめの子ども2人収容可能。



エルディンガービール。ドイツビールで、イスラエルでも飲めますがさすが本場に近い分フレッシュ!のど越しが良くてスイスイ飲めちゃう〜暑すぎない天気ともマッチして、今回は沢山ビールを飲んじゃいました。



カナルハウスのカフェ。ご存知の通り、ひょろひょろと縦に長い建築のため階段がもんのすごく急です。階段の途中から見下ろすとこんな感じ。




ところで、旦那のすぐ上のお姉さんがロシア人と結婚したため、私にはユダヤ系ロシア人の義兄がいます。

ロシアでフィクサーの息子として何一つ不自由なく育ちましたが、15歳のときひとりで祖国を離れた後数年をオランダで過ごし、苦労してユダヤ人の還るべき場所イスラエルへ移住してきました。

その苦労体験のせいか家族をとても大事にするひとで、何かと私のことも気にかけてくれる大事な存在です。旦那とも、義兄弟というよりは親友といえる仲で、旦那の最後のオランダ旅行の相手は彼でした。今回もホテルやフライトを探すのを手伝ってくれたり、帰りは空港まで迎えにきてくれました。

実は今回の旅は、自分がイスラエルの仮ID(市民権)をやっと手に入れた2日後のことでした。事情があって2度のアポ延期があり、都合半年遅れてのID発行です。ラッキーな事に担当者がとても良いひとで、今までで一番リラックスした内務省での時間でした。あの場所では不条理に何度怒り叫び涙させられたことかわかりませんが、やっと少し落ち着くんだなーと思うと素直に嬉しいです。

毎回、内務省に出向く際には家賃や公共料金の支払い履歴、給与履歴、カップルで写っている写真、さらに友だち、家族によるデクラレーション(私たちの関係が嘘偽りないものである宣言書)などの指定された大量の書類を持参するため、すでに5センチを超える私たちのファイルが内務省には保管されています。今回はその義兄にデクラレーションを書いてもらいました。

「まずなにより私が言いたいことは、彼らはカップルである以前にベスト・フレンドである」

で始まるその文章に泣かされました。この国に来てあなたと家族になることができて本当に良かったよ、ありがとうアンドレ。


今回の旅で、そのベストフレンドは地図が読めないことが発覚したんですけどもね・・・。



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