2010年06月

昨日は日本代表残念でした。
しかし、こんな言い方もなんですが
負けて悔いなしの最高の負け方だったんじゃないでしょうか。

しかし、争うのがコミュニケーションてのは実に男性的ですね。
スポーツって美しい。

ところで昨日はお昼から授業をこなしてから
夕方からテルアビブのバーで日本戦を日本人女性たちと見ました。
ボニョさんとその甥っ子、私の生徒も含めて10人ほどで観戦。
なぜかバー全体が日本の応援をしてくれる(笑)
ありがとう、見知らぬ初対面のイスラエリーたちよ。

最後列から見た店内はこんな感じでした。

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それにしても日本人女性集まるとうるさい。笑。
日本戦を口実にあって飲みたいだけだからもうメチャクチャ。
しかしなんだかひさびさに心から楽しい!って思って飲めたなあ。

本当に私の気付かないうちに日本サッカーチームは弱くなくなってた。
4年後が楽しみです。


なんていい話をしたあとにあれですが。
昨日は久々に大キレした事件が。

日本戦を見に行くためにタクシーを拾ったんですが
行き先を告げたらその運転手が私をちらりと見ると
「40シェケル、OK?」と言ってきた。
あのねえ、急いでなきゃ歩いてもいい距離なの。
そんなにかかる訳ないのよ。
「ノー、なんでメーターを使わないの?
 私、ツーリストじゃないよ。」
と言ったら「OKOK、、」とメーターを倒す。
このシレッと図々しい感じがもう、憎たらしい~。
結局料金24シェケルだったよ。
40シェケルって何だよ・・・せこい!!
どうせなら100とか言えばいいのに40とかセコい!

あったまにきて「急いで!モンディアール見るんだから!」と
無意味にぷんぷんしながら運転手を急かしてました。


ボニョさんに話したら
「やったねハニー、誇りに思うよ。
 だいぶイスラエリーっぽくなってきたね」って・・・


当然のことをしたまでと思うけど、なんか・・・いやだなあ - - ;


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ひさびさのスシバー・リポート。
Tel Avivのメイン通りの1つ、DezengoffにあるJAPANIKAを紹介します。

テルアビブは冗談みたいな(高い)値段のスシバーがほとんどですが
このお店は比較的お値段リーズナブル、味もまあまあで人気があります。

あと、断っておきますが
この国のスシバーに「寿司」はありません。
あるのは「フリースタイル・スシ」のみです。


握りより軍艦より巻きがポピュラーです。
この国は美味しい魚が手に入りづらいのでネタもサーモンかマグロ程度。
あとは海老フライが巻いてあるとか(天むすが曲解されてるっぽい)
揚げてある裏巻きの寿司とか(衝撃でしたがEU圏でもポピュラー)
サーモンとアボガド、きゅうりとかそんなもんです。

で、お味噌汁は食前に持ってきますか?
それとも一緒に?あとで?
とか聞かれちゃいます。


大体、日本じゃ寿司屋は寿司、そば屋はそばを食べるところですが
イスラエルのスシバーはほんとフリースタイル。
オベントウ(松花堂弁当風だが、焼きそばとか入ってる)や
カレーうどん、そば、唐揚げ定食とかチキンかつ丼、焼きそば、
店によってはアジアンヌードルを出すところまで。
お店は洋風寿司屋っぽいですが、内容はファミレスですね。

しかも完成度は
旅先で食べた日本食を
手に入る材料で記憶を頼りに作った、
という感じ。


たまに家庭料理レベルのものに当たるとラッキー、と思う。

努めてスシバーには行かないようにしてるんですが
日本人には避けて通れない道のようで(笑)
行かないようにしてる割には結構行っているのが現実です。
スシバー行くとガン見されるからヤなんだよなー。

店内はこんな感じ。

de6392ba.jpg


愛・夢・家って。

メインシェフはおそらくベトナム人orタイ人ですが
はにかんだ笑顔で接客してるのが好感度 ↑ でした。

訪れたのはベルリンに住む日本人の友達が遊びにきてくれた時で
注文したスシはチーズときゅうり、アボガドが巻いてあるもの。

そのスシと彼女。

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彼女はヘン顔でしか写真に写れない習性の持ち主です、悪しからず。
黙ってりゃ可愛いのに・・・

んで、この店ではスシはピリ辛マヨとしょうゆとワサビ、ガリ、
煮切り醤油のようなもの(テリヤキソースと呼ばれてる)がついてきます。
日本だと醤油はサッと浸す程度ですが
濃い味好きが多いせいか、びだびだに浸けてる人が多い。

ちなみにこの店には2回入ったことがあるんだけど
1回目は隣に座ったイタリアからのツーリストのカップルに

「ねえ、これは本当の寿司?」

と実に鋭い質問を喰らいました。

「いや、日本の寿司とは全く違うよ。
でもスシってコンセプト・フードじゃない。
これはイスラエル式のスシ。」


と答えておきました。


さて数日前の深夜、この店の前を散歩してたときのこと。
いきなりボニョさん、外に座っていた店のお客さんに向かって


「スシ ジャナイ!!」


と、実に正しい日本語で正しい説明をしていました。

教えたこともない言葉を淀みなく発していたので
驚いたと同時にたいへん感動しました。
私ももうちょっと真面目にヘブライ語勉強しないとなあ。


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本日月曜日は恒例、ご近所にまとめて配達してもらう豆腐を取りに
日本人女性中心のおしゃべり会が開かれているのですが
本日実は引っ越し予定だったので豆腐は注文していませんでした。

が、引っ越し予定は変更となり
私はまたも豆腐を注文していないのにお邪魔してきたのでした。
ほんっとーーーにごめんなさい。
でもでも、引っ越しが恨めしいくらい楽しみだったんだもの。

今日もおしゃべりは爆笑ネタ満載。
特に笑ったのは、「キログラム」さんという名字の人から電話がきて
さらにその人の名前が「ミリ」さんだったということで
電話口で「ミリキログラム」と連呼され訳がわからなかったというお話。
そりゃー混乱しますわ。ミリキログラムって・・・何グラム?

で、次はお豆腐の会メンバーでお好み焼きパーティをやろう!と
盛り上がって解散、帰りのエレベーターに乗ったところ
間もなく地上階というところで叩き付けられるような衝撃に襲われました。

一同、何が起きたのかわからず「ギャーーー!」

こちらのお宅のエレベーターは、2重ドアになっていて
内側の両開きのスライドドア(普通のエレベーターのドア)が自動で開いたら
外側にある押して開けるドアを手で押して外に出るようになっています。
しかしこの衝撃のあと内側のドアだけが空いて
そこに見えたのは、外側のドアの上半分・・・

つまり私たち、地上からあと1メートルちょっとのところで止まったまま
外のドアが開かなくなってしまう自体に巻き込まれてしまったのでした。

しかも緊急用の電話もなく、連絡先の電話番号も見当たらない・・・
いったいなにをどうしろと・・・?
これが一人だったらとっくにパニックになっていたんだろうけど
とりあえず4人いたので、少々慌てはしたもののお互い励ましあい
まず外部と連絡を取り、レスキューを呼んでもらうことに。

しかしこのエレベーター、かなり小さな4人乗り。
そこに4人で乗っているのでとりあえず座ることもできない。
飲み水もなく、あるのは豆腐の汁ばかり(苦笑)
暑い日で、焦りと疲れが相まってだんだん気分も悪くなってくる。
一人の方が果敢に中から開けようとチャレンジしてくれたのですが
なかなか開かず、レスキューもこなくて疲労もピークというとき
押せども引けども開かなかったドアが音もなく開きました。
(エレベーター会社の人が専用の鍵で外から開けてくれた)

何となく、電ノコや工具を使ってのハデな脱出劇を想像してたので
あっけなく開いたドアにちょっと笑えつつもホッとしつつ
小一時間ぶりにやっと外の空気を吸うことができたのでした。

外部と連絡が取れていたのでみんな落ち着いてはいたものの
やはりショックと疲れで手には微妙に震えが残ってて
出てすぐのところのカフェでみんなでとりあえずお茶。
気持ちが落ち着くまで色んな話をして
なんとなく、今まで以上に仲良くなれた気がしたのでした。


ちなみに実はこのエレベーター、2週間前にメンテナンスが済んだばかり。
・・・・・ちゃんと直して下さーい(涙)

ほんと、漫画みたいなことしか起きないイスラエル・・・おそるべし。
とにかく今日は、長い長い一日でした。


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おおむね、日本人に好意的なこの国の人たちですが
時には前回のブログのようなことやイヤな思いをすることもあります。

2年半前に初めてこの国を訪れたときは
夜、街中で4人の酔っぱらいの10代(とおぼしき)女子に囲まれて
人を小馬鹿にした顔でさんざはやし立てられました。
むろんヘブライ語なので言ってることはわかりませんが
人間、悪口言われることに関しては敏感なもので
良からぬことを言われてることだけはわかりました(笑)


さて先日、友達のイスラエリーの家に遊びにいったとき
その友達に「なんで日本人はNOって言わないんだよ」ときかれた。

「そりゃ簡単だよ、日本人が黙ってればそれがNOなの。」と言ったら
「ここじゃ黙ってればYESなんだ」って。
それは知ってますし
はっきり言うのが苦手なニホンジンであるわたしも
この国ではつとめてそこははっきり言うようにしています。
混乱しちゃいますからね!

NOと言えない日本人、って流行語になったことがありましたが
あれ、正しくは「NOと言わない」だと思うんですよ。
日本人が質問されて黙ってる時って、答えたくないか
はっきり言いたくない(NO寄り)ときですよね。
その結果、NOと言ってないことには違いないし
もちろん違う文化圏で「言わないんだから察してよ」は通じませんが
文化が違う国で育った人間の感情表現が違うのは当然のこと。
必要なのは理解と歩み寄りではないでしょうか。
気になって調べたところ、インドではyesは顔を横に振るんだそうですよ。


ところで、上記の出来事のあとのボニョさんとの会話。

ボ「ハニー、タバコ買ってきてくれない?」

ハ「・・・・・・・・・・・・・。」

「OK、行きたくないんだね。わかった。」


ご理解ありがとうございます(笑)


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今朝スーパーに行こうと家を出たらカップルとすれ違ったんですが
男の方が私の顔を見るなり嘲笑を浮かべ
「チノ~チノ~チノ~♪(チャイナ)」と歌いました。
以前も書いた通り、日中韓の識別は欧米人には不可能なので
中国人に間違われることについてはどうでもいいんです。

ただ、日本人と聞くと急に一段上げてチヤホヤし始めるくせに
実際はアジア人に対してこうした態度とる人もいるんだなあと
改めて思い知った出来事でした。

ボニョさんに話したら「アスホ~ル、アスホ~ル♪」
って歌ってやれば良かったのに!と異常に悔しがってましたが(笑)


ところで、この国には沢山のフィリピン人介護士がいます。
街中でも車いすを押したり、お年寄りの手を引く彼らの姿を
いたるところで見る事ができます。

ボニョさんの仕事はフィリピン人介護士のエージェントなんですが
若い子では、まだハタチをいくらも過ぎない彼らの仕事ぶりに
なかなかまねできない事だと尊敬の念を込めていいます。
仲良しのヤイルのご家族もお世話になっているそうですが
「俺にもできない事をしてもらってる、感謝が尽きない」と話してました。

実は私、フィリピン人には格別の思いがあります。
もう10年も前に亡くなりましたが
私の祖父はフィリピンのルソン島で終戦を迎え
捕虜となり数年を過ごしたのち帰国しました。

降伏すれば殺されないと信じ、丸腰で手を挙げる兵士が
殺されるのが珍しくもなかった時代。
訳のわからないうちに米国に統治されたおかげで
日本が敵になり攻めてきてやりたい放題したのに
フィリピンの人たちは祖父をはじめ日本兵を手当てし
十分な食べ物を与え、帰国の日まで面倒を見てくれたそうです。
帰国時はさぞヨレヨレになってくるものだと思っていたのに
いやにぴんぴんツヤツヤしていて驚いたと祖母も言ってました。
現地の女性と結婚し日本に戻らなかった人がいたとも聞いています。


何かの本で、フィリピンの一番の特産物は人、と読んだことがあって
その時はハテ?と理解できませんでしたが
最近色々考えて、ほんとにそうなんだなーと納得しました。

戦争に巻き込まれるまでは彼らは楽園に暮らす人々だったのです。
楽園の天使は今や世界中に羽ばたいて人々を癒している。

日本でも数年前からフィリピン人介護士の受け入れについて
取り沙汰されはじめていますが現状は遅々としているようです。
介護人材の不足は深刻なので
いずれ大規模に受け入れられる日が来ると思うのですが
抵抗があるという人には私が実際に見聞きした
フィリピノのホスピタリティが伝えられたらなと思います。


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